狼たちのあしあと狼祭-Ｗｏｌｆ Ｆｅｓｔｉｖａｌ-2011- 総集編＜トークイベントの巻＞
月がとっても赤いから～
遠回りして帰ろう～ ♪
皆既月食、とても素敵でしたね。
（ｂｙキナコ）
こんばんは、スタッフです。
今日は狼祭のメインイベントであるトークイベント「オオカミってどんないきものだろう？」の紹介をさせていただきます。
昨年は、科学館を会場としたのですが、今回はより狼祭との一体感を持たせるため、初年度同様、オオカミ舎2階での開催となりました。
スライドショーの場所が、トークイベントの時間だけ・・・
トークイベント会場へと早変わり。
沢山の毛皮なども並べられました・・・。
昨年は、キナコさんの故郷、北九州市、到津の森公園よりキナコさんが産まれた当時の飼育員さんに誕生秘話を語ってもらいました。
今年はどなたがいらしたのでしょう・・・。
今年は、オオカミの一般的な生態の説明を通して、その起源や進化、生態系に与える影響、生物多様性などについて、実際にオオカミを飼育し研究している、Howlin’Ks Nature School代表 桑原 康生氏に来て頂きました。
実は初年度にも桑原氏に来て頂いているので、今回で2度目になります。
今回は体調を崩されている状態での講演でしたが、前回同様、盛り上がりました。
熱心に聞きいるお客様達。
積極的に質問をされる方もいらっしゃいました。
写真パネルを使っての解説も。
皆さん釘付け！
そしてあの毛皮たちはこのように解説の中で使われていました。
成人男性が持ってもなお大きいあの毛皮の主は・・・。
今回会場にいらっしゃれなかったお客様、もう一度聞きたい！というお客様は標茶町にあるHowlin’Ks Nature Schoolへ行けば講義を聞くことができます。
ご要望が多ければ、また狼祭でのトークイベントも行いたいと思っております。
他にもこんなトークイベントが聞いてみたいなどご意見がありましたらお気軽にコメントください。
よろしくお願いいたします。
月とオオカミ
ちょっと息抜きを・・・。
昨日、12月10日は、オオカミたちの気分も浮かれる満月。
しかーし、みなさんご存知と思いますが、皆既月食だったのです。
月が地球の影に入ってしまう、大天体イベント、みなさんはご覧になられましたでしょうか。
北海道でも雲の切れ間から月が見られたようですが、さて、円山のオオカミたちも見ていたのでしょうか・・・？
ルーク：「血の滴るまぁるいハム！！」
ユウキ：「お肉！」
ショウ：「お肉～～っ！」
キナコ：「あら、美味しそうな赤いウ・サ・ギ」
ジェイ：「天変地異だ～！ この世の終わりだ～～！！」
KLYS：「・・・・・・」
５分おきの撮影です。拡大して見てね。
狼祭-Ｗｏｌｆ Ｆｅｓｔｉｖａｌ-2011- 総集編＜パネル展の巻＞
こんにちは、キナコです。
私達の運動場工事も、そろそろ終盤らしいわよ。
長くかかった狼祭の総集編もそろそろ終盤かしら。
あら、でもあのビッグイベントとかまだ出てないわね・・・。
（ｂｙキナコ）
こんにちは、スタッフです。
キナコさんの一睨みで風邪も吹っ飛んで行ったような気がするのはここだけの話です。
今日はたった三日間だけで終わらせるなんてもったいない！！と大好評だったパネル展の紹介をしたいと思います。
一昨年は市立大の学生さんが「イヌとオオカミの比較」を。去年は「トラとオオカミの比較」をやったパネル展。比較シリーズでいこうかと言う話も あったのですが、今年は原点に返って、オオカミをもっと知ってもらうパネルにしました。
題して「ここが変だよオオカミ常識」
一般的に、オオカミってこうだよね、と浸透しているあの話・・・本当にそれって正しいの？
円山のオオカミ達がわかりやすく詳しく説明してくれています。
場所は例年通り、スロープの壁に設置されました。
パネル展タイトル。
小さかったころのショウとユウキが背中に大きな？を背負っています。
「オオカミがウンチやオシッコをしたあと、砂をかけてるのは隠そうとしているの？」
下ネタ？と言えばお子様たち・・・と言う事で、ユウキとショウが答えてくれています。
そこから派生して、マーキングの種類などもわかるようになっていました。
「オオカミって一度夫婦になったら一生連れ添うって本当？」
全国の動物園にいるオオカミ妻を代表して、キナコさんがその疑問に答えてくれています。
そこから派生して、オオカミの一生についてもわかるようになっていました。
「オオカミって肉しか食べないの？」
円山で良くオオカミを観察しておられる方はお分かりかと思います。
そんな疑問を、食いしん坊万歳のルークさんが答えてくれています。
オオカミの食べ物ってどんなものがあるのか、もわかるようになっていました。
「オオカミって満月の夜にしか遠吠えしないの？」
吠えないオオカミ代表、ジェイさんが答えてくれています。
そこから派生して、遠吠え以外の声の種類をちょっとマニアックに解説。
「オオカミって絶滅したんじゃないの？」
じゃあそこにいるユウキやショウの立場って？ということで、ユウキとショウが答えてくれています。
そこから派生して、世界のオオカミの分布や、オオカミが注目を浴びている地域の紹介なども。
そして今年の子がくわわって5頭になって、区別がつかない人のために円山個体紹介を。
キナコ、ジェイ、ルークは夏毛と冬毛の違いも載せました。
夏毛と冬毛では随分イメージが変わってしまうので。
ユウキとショウは、どんどん成長しているので、この時点で区別する時にポイントをクローズアップ。
ついでに、成長過程も顔写真だけで並べてみました。
一つ一つのパネルを丁寧に読んでいかれる方が多くて、制作者サイドとしては感無量でございました。
スライドショーの画像許可申請の際、このパネルを展示したいとおっしゃってくれた施設がありましたので、いずれ他の園館でもお目にかける事があるかもしれません。
詳しいことが決まりましたら、またお知らせいたします。